イボコロリ絆創膏の使い方・説明
イボコロリ絆創膏には、サリチル酸が染み込んだ部分をイボがある場所に貼る事でイボを取り除く事ができます。
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イボコロリ絆創膏とは?
イボコロリ絆創膏は、横山製薬(兵庫県明石市)で製造・販売している第二類医薬品です。有効成分のサリチル酸は、角質軟化剤として厚く硬くなった皮膚を柔らかくし、魚の目・タコ・いぼを取り除く角質剥離剤としての効果が期待されます。
横山製薬は、1919年(大正18年)”イボコロリ”の製造販売を開始し、1946年(昭和21年)からは、医薬品としての販売を開始し始めました。1998年(昭和63年)からは、イボコロリ絆創膏の開発に取り組み、翌年から販売を開始、2003年(平成15年)にはワンタッチタイプのサイズ展開が行われてきました。
また、2012年(平成24年)には顔や首、おなかなどのやわらかい皮膚の部分にも対応した生薬ヨクイニンの内服薬タイプも発売されるなど、”あなたの悩み・イチコロリ”をモットーに、痛みやつらさをとりのぞくため、その進化を続けています。
イボコロリ絆創膏のラインナップは?
イボコロリ絆創膏は、用途に合わせて大きく2種類のタイプがあり、共に第二類医薬品の扱いになります。
・足裏、指、手などにオールマイティに使えるワンタッチ型のタイプ。
薬剤部の大きさは、S サイズ(直径5mm)、Mサイズ(直径8mm)、Lサイズ(12mm)の3種類あり、患部にあった大きさを選ぶことができます。イボコロリ絆創膏を剥離紙からはがし、清潔にした乾いた患部に貼り付け密着させて使用します。
・患部の大きさに合わせて自由にカットできるフリーサイズのタイプ。
患部に合わせて薬剤をカットし調整できるため、無駄なく有効成分を浸透させることができます。使用方法は、サリチル酸の絆創膏を患部より一回り小さく切り患部に貼り付け、固定用シールでしっかり貼り付けます。接触で痛む場合には、サリチル酸の絆創膏の上に、保護用パットを1枚~2枚ほど重ねてから固定シールでとめると痛みが軽減されます。
イボコロリ絆創膏の使用方法
①イボのある部分を綺麗に洗い、乾燥させた状態で使用します。
お風呂に入った後がベストタイミングです。
②イボがある部分にサリチル酸配合絆創膏が付着するように貼る。
活動中(歩くなど)に絆創膏がずれて健康な皮膚に付着しないようにしなければなりません。
円形のサリチル酸配合部分を囲うようにテーピングで固定するとずれにくくなります。
それでもずれてしまう場合には、魚の目保護パッドなどを使用して固定しましょう。
※健康な皮膚に付着してしまった状態が続くと、痛みを誘発させる原因になるので
少し大変ですが、確認出来る時には絆創膏の位置を見るようにしましょう。
③2~3日はそのまま貼り続けます。
入浴などによって絆創膏が濡れてしまった時には、水けを十分に取り除くか
新しい絆創膏に張り替えても大丈夫です。
(1箱に入っている枚数に余裕があるので、汚れてしまった時などには取り替える事をお勧めします)
④イボの部分が白く柔らかくなってきたら一度ピンセットなどを使ってイボを剥がしてみましょう。
この時に痛みを少しでも感じる様であれば、まだ剥がすタイミングではありません。
痛みがある場合には、もう数日間は絆創膏を貼り続けておきます。
数日経過したら再度イボを剥がします。
⑤一度で完全にイボが取れる事はありません。
数日間の内に数回繰り返してイボを剥がしましょう。
魚の目は、角質柱が取れない限り何度でも再発してしまいます。
剥がした後は必ず芯が取れているのか確認しましょう。
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イボコロリ絆創膏はいつまで貼るの?期間は?
どちらのタイプのイボコロリ絆創膏でも、患部にしっかりと密着させ、2~3日そのまま貼り続けるのがポイントとなります。なお、途中でイボコロリ絆創膏が患部からずれたり、はがれた場合には張り替えます。
貼り続けることで有効成分の浸透し、患部が白くなり皮膚がはがれ始めます。このはがれはじめた白い皮膚の部分を、清潔なピンセットで取り除いていきます。
使用期間の目安は、魚の目の場合は芯がとれるまで、タコやイボの場合にはなめらかな皮膚がみえるまでとなります。
きれいになるまで、イボコロリ絆創膏の貼り付けと白く柔らかくなった皮膚の取り除きを繰り返します。なお、イボコロリ絆創膏を張ってから5日~1週間ほどで効果がみられるケースが多いですが、患部の種類、大きさ、硬さや厚みなどにより状況は異なります。
1か月ほどしても効果がない場合や逆に増えた場合は使用をやめ、すぐに皮膚科などの医師に相談します。
イボコロリ絆創膏を使うと痛い?それとも痛くない?
イボコロリ絆創膏が、患部にのみあたっている場合には、通常痛みがみられることはありません。しかし、痛い場合には、薬剤部が正しくあたっていないケースが考えられますので、次のポイントを確認しましょう。
・患部より薬剤部が一回り小さいイボコロリ絆創膏をえらんでいるか?
・薬剤が患部からずれていないか?
イボコロリ絆創膏は第2類医薬品のため、その効果が高く、副作用に対して注意をはらう必要があります。薬剤が健康な皮膚に付着した場合、その強力な角質軟化作用により皮膚が傷められている可能性があります。その場合は、すぐに使用をやめ洗い流しましょう。
なお、貼り付け位置に問題がない場合には、細菌感染の疑いがありますので使用をやめ皮膚科を受診します。
イボコロリ絆創膏は風呂に入っても良い?プールは?
基本的に、イボコロリ絆創膏を貼ったままでお風呂や水仕事などが可能です。はがれが見られる場合には、水分をよく拭き新しいイボコロリ絆創膏へ交換します。密着している場合には、水中へ薬剤が溶け出すことはありません。万が一、水中にサリチル酸が溶けだし場合でも、低濃度であることから、身体への影響はないとされています。
プールや温泉なども可能ですが、患部によってはかがれやすい箇所もあるため、気になる場合にはテープなどを補強するとよいでしょう。
イボコロリ絆創膏とイボコロリ液はどっちが良いの?違いは何?
イボコロリには、絆創膏と液の2タイプがあり、それぞれメリット・デメリットがありますので、患部の状態、自分の生活スタイルにあわせ選ぶとよいでしょう。
・イボコロリ絆創膏
2~3日貼ったままにしておけるため、ケアに時間がとられることがありません。逆に貼ったままということで皮膚が弱い人などはトラブルが発生しやすくなります。また、テープ類などはりにくい場所などには向いていません。
・イボコロリ液
患部にピンポイントに薬剤を塗布できること、絆創膏に対応しにくい箇所に対応できるメリットがあります。しかし、一日4回塗布する必要があるため、日中のケアが十分できないケースの方には向いていません。
なお、イボコロリ絆創膏、イボコロリ液のイボをとるという効果自体には差はありません。イボコロリ液のほうが薬剤を患部に塗布でき、健康な皮膚を傷める心配がすくなく、また患部の場所もえらびません。生活スタイルや患部に合わせて、絆創膏と液を組み合わせるとよいでしょう。
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イボコロリ絆創膏を「ウイルス性イボの尋常性疣贅」に使える?使い方は?
まずイボとは・・ヒトパピローマウイルスが、傷口から入り込み免疫力が下がった場所で増殖し、皮膚から盛り上がったちいさなできものの総称です。医学的用語で”ウイルス性疣贅(ゆうぜい)”と呼ばれ、このウイルスの種類は100以上あるといわれ、自然治癒するものが大半で、このヒトパピローマウイルスの型の違いにより色々なイボができます。
手足にできるイボを”尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)”といい、足の裏にできるものを足底疣贅(そくていゆうぜい)といいます。どれも見た目は異なりますが、いずれも尋常性疣贅に分類され硬くカサカサしている特徴があります。このタイプにはイボコロリ絆創膏使用による効果を期待することができます。
なお、尋常性疣贅に分類されても、顔面、腹や首などのやわらかい皮膚にできたもの、顔や腕にできることの多い青年性扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)、外陰部にできる尖圭コンジローマなどは、イボコロリ絆創膏は使用できません。
その他、子供によくみられる水いぼは、ウイルス感染であるものの、伝染性軟属腫ウイルスと言う別のウイルスによるものです。老人性イボは、脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)とよばれ、かさかさしていますが、皮膚の老化現象のひとつでありウイルスに感染したものではありません。
これらは、イボコロリ絆創膏による治療効果はなく、添付文書においても使用上の注意として”してはいけないこと”の欄に記載があります。必ず使用前に一、使用上の注意をよみましょう。この部分に記載されている内容は、守らないと症状の悪化や、副作用が起こるため注意が必要です。
また、尋常性疣贅であっても、広範囲に塗布するとやわらかくなった部分にウイルスが侵入しイボが増える場合がありますので、1個~2個ずつ処置し、まわりに広がらないように注意するとよいでしょう。
イボコロリ絆創膏を使ってみた「口コミ」色々
- 1週間ほどで、痛みもなく自然によくなりました。
- 粘着力が弱くてずれてしまう・・・
- 保護パットのおかげで、処置中も魚の目の痛みが軽減されてよかった。
- 歩くとずれて、違うところに薬剤がついた。
粘着力の弱さを指摘するものがありましたが、動きの大きい部分や力がかかる部分は、テープなどで補強してあげるといいのではないでしょうか?
効果がない、ひろがった、増えたという口コミも少数きかれますが、使用してはいけないイボや、薬剤のあてかたが悪く健康な皮膚を傷つけてしまったことが考えられます。
また、タコや魚の目は、足に合わないくつやハイヒール、姿勢などによる慢性的な刺激により角質層が厚くなったものです。イボコロリ絆創膏によりケアをしても靴があっていなければ、再発する確率が非常に高くなります。タコや魚の目自体は深刻な病気でありませんが、痛みを抱えたままだと、腰やひざに負担がかかり腰痛などの原因になってしまいます。再発防止のためにも、自分の足にフィットした靴をえらぶことがポイントになります。
イボコロリ絆創膏を使用してはいけない場合
- 7歳未満の子供
- 一度でも薬でアレルギー反応が出た方(医師に相談した上で使用する場合は別)
- 妊娠している方
- 糖尿病の方
糖尿病の症状では、知覚神経の障害がある為、痛みが出た場合でも気づくタイミングが遅れてしまい
皮膚の損傷が重症化してしまう可能性があります。 - 水イボの場合
- 老人性のイボの場合
- 局部などに出来たイボの場合(コンジローム)
- 身体中に出来てしまったイボの場合(群生型イボ)
- 皮膚の弱い部位に出来たイボ(目や口など)
- 傷口がイボの周囲にある場合や、イボ周囲に炎症がある場合
炎症が出ている場合には、皮膚が赤くなっていたり熱を持っている状態の事をいいます。
イボコロリ絆創膏を使用しる時には周囲を掻き毟ったりする事も止めておきましょう。
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