子供のちょっとしたうそ。幼児期は、空想や願望からくるかわいいウソが中心。
でも、小学生にもなってくると、悪意はないとはいえ、学校や友人との時間もどんどん増えていきます。だからこそ、今後のことを考えしっかり対処していきたいですよね。
子供がうそをついたとき、あなたはどうしてますか?
実は私は、子供のうそに振り回されてかなりヘトヘトでした。
今は子供の心がモヤっとするのか、すぐに「違ったかも」といって自分から本当のことを話すようになったのです。
それは、私が怒ることをやめてからなんです。ということで、我が家では怒るをやめて何をしたか、その内容について紹介します。
不安だから叱る
私もうそに対して叱っていた時期もありましたが、お小言をいわれることに慣れてしまったのか効果がまったくありません。
正直、仕事から疲れて帰ってきて、私もあれこれ言いたくないし、もちろん子供もそんなことしてほしくないのです。
しかも、我が子が「うそをついた」というショックから、なぜうそをつくのか、悪いことと知りながらなぜ正直に言えないのか?という部分に怒りがフォーカスしてしまいがち。
そこに、定番のジョージ・ワシントンの桜の木の話や、オオカミ少年の話をしても、「知ってる」で終わってしまい心にはひびきません。
このまま成長したらこの子はどうなっちゃうの?将来は大丈夫なの?という、不安の気持ちが、叱るという行動につながっています。「うそをつく」それが成長の証拠だと分かっていても。
なぜ子供はうそをつく?怒る・叱るは逆効果
うそといっても、いくつかの種類がありますよね。
遊びたいから、テレビをみたいからといった気持ちからくる、自分のやりたいことを優先するためにつくうそ。
小学生にもなれば、本人もやらないといけないのはわかっているけど、今はやりたくない・・・。
よくあるのが、手を洗った、明日の学校の準備をした、といったタイプのうそです。
実際、そのままにしておいても誰に迷惑をかけるような事じゃないし、困るのはうそをついている本人だけなんです。
もちろん、失敗することは、いい経験になると考えることもできますが、毎日では困ってしまいますよね。
だからといって、なぜうそをつくのか?なんてことを問い詰めても、大人だけがイライラするだけ。子供は、怒られないように大人の顔色を伺ったり、うそがばれないようにと隠すようになってしまうので、逆効果なんです。
だから、私は怒ったり叱ったりすることをやめました。
怒ることをやめ、代わりにしたこと
我が家では、宿題や勉強が終わったら、ノートやプリントなどを親にチェックしてもらってから、テレビなどを見ると約束しています。
もちろん、宿題に手をつけずテレビを見始めようとするときもあります。
今までは、「宿題は終わった?」というような、Yes/NOで答えられる形で聞いていました。本当は宿題していなくても、子供はテレビをみたいので「うん」って答えますよね。
これを、”今日の宿題を見せて~とか、”どんな宿題だったか教えて~?”というように、宿題を思い出すような声掛けにかえました。
これが、うそをそのままうそで終わらせない「秘密」なのです。
この時点で、「まだしてなかった」といってやり始めるなら、怒ったり、問い詰めたりしないのもポイント。
ただし、そのままスルーしている場合は、ルール違反。なので、我が家の場合は、しっかり怒られ、ペナルティもあります。
話を聞くって実は難しい
子供の場合、どうやって説明していいかわからない時や、自分を守るためにうそをついてしまいます。これは、お友達のことだったり、自分に不都合なことがある場合が多いですよね。
特にお友達などに迷惑がかかるようなうそは、信用を無くすという事実をしっかり意識させたい時期。
そもそも怒られるのでは?と思って、子供はうそをついています。だから、ここで怒るとますます本当のことが言えない状況になるので、「話を聞く」のが鉄則。
でも、子供が話をしやすいように話を聞くって難しいと思いませんか。
そこで、私は”その後はどうなったの?”とか、”相手はどう思うかな?”といった感じで、話を聞きながら質問をしています。
それと合わせて、うそをつくことで、「誰かに迷惑がかかる」ことや「困る人がいる」ということを必ず伝えるようにしています。
こんな感じで、話を聞いたのはこれまで3回ほど。今のところ、うそをつくこともへり、生活も落ち着いています。
なぜうそをついたのか理解する
いかがでしたか?小学生にもなれば、うそはよくないことは十分わかっているもの。そこから、すこし先に進んで、うそがなぜよくないのか、信用を無くすことをしっかり意識させることも大切ですよね。
だから、なんで?どうして?と問い詰めたり、叱るのことをやめました。
うそをつく必要がないように、子供が心を閉ざしてしまわないようにというのが、私の一番の思いなのです。これは、うそだけでなく、これからの子供との関わり方の1つと考えています。