子供が最近、歯を触るようになってきた。よく見たら歯がグラグラになって、取れそうになっていた。
大人の場合では、歯槽膿漏など問題になりますが、子供なら問題ありません。ちょうど乳歯から永久歯に少しずつ変わる頃なんですね。それだけ子供が成長している証拠ですが、大人としては気になるところ。
それは、子供の乳歯は抜いた方がいいのか、そのままがいいのか？あなたが子供の頃は、ジャマだから抜いた、自然に抜け落ちた、親にムリに抜かされたなどなど・・・
そのような思い出を感じながら、目の前にいる子供はどうするべきか？そこで、乳歯から永久歯に変わる子供を持つ、親としてどうすればいいのかをこれから説明していきます。
基本的には乳歯が自然に抜けるまで待っても大丈夫
乳歯を抜けばスッキリ！でも何となく痛そう。でもグラグラしているのは何だか気持ち悪い・・・
子供の頃、抜くか抜かないか、悶々した経験ないでしょうか？答えから書きますと、ムリに乳歯を抜く必要はありません。
実は永久歯が生え始めると、乳歯の根っこを支える、歯根が少しずつ溶けてきます。
それにより支えるものが少しずつなくなり、グラグラとするんですね。かなりグラグラしていて今にも取れそうな場合、乳歯を抜いても問題ありません。
乳歯が抜ける前に永久歯が出始めた場合にはどうするの
生え変わる乳歯の近くに、手前もしくは内側に永久歯が生え始めます。そうなると、歯並びが悪くなるのでは、と心配される方もいるかもしれませんね。
これも特に心配する必要がありません。乳歯がグラグラしていなくても、永久歯が生えるに従ってグラグラしてきます。
そして、今の生え始めている永久歯の歯根は、完全に定着していません。そのため、乳歯の内側に生えた場合には、舌に押されて乳歯の生えた位置に戻ります。
逆に外側に出た場合には、口に抑えられることで同様に戻ります。
ただしこのような場合には注意を！
口呼吸をすると歯並びが悪くなる。このようなことを聞いたことはないでしょうか？口呼吸すると、常に口が開いたまま。
つまり、歯が抑えられなくなり、出っ歯になりやすくなります。そうなると、永久歯が元の位置に戻らずに、歯並びが悪い状態となります。また、永久歯が生えてきても、乳歯が抜ける様子が全くない。
それによって八重歯になっている場合には注意が必要です。そのまま放置すると、歯並びが悪くなり、かみ合わせが悪くなる。
また、歯が入り組んでしまっているため、虫歯の原因にもなります。気になるようでしたら、早めに歯医者で診てもらうことをおすすめします。