子供を虫歯から守るために大切なこととしては、やはり予防ですね。完全はムリだとしても、日頃の歯磨きや手入れによって、虫歯を抑えることができます。
そして、もう1つ大切なことは、子供の歯についての基礎知識を持つことですね。特に生後間もない赤ちゃんのときから、歯のことを知っておけばいろんな対策を行えるからです。
では、ここでは子供の歯の基礎知識ついて、説明していきます。
子供の歯はいつから生え始めるの
生まれた頃の場合は、まだ子供には歯がありません。本当に生えてくるの、と心配される方もいるかもしれませんね。
実は妊娠中にすでに乳歯の元となる種、いわゆる歯胚があります。つまり見えていないだけで、準備はできているんですね。
そして、生後3ヶ月頃から少しずつ歯が生え始めてきます。半年から10ヶ月頃の間に、前歯の上下が生え始めます。
そして他の歯も生え始めて、2歳半から3歳になる頃に、乳歯が生え揃います。
乳歯は全部で何本あるの
乳歯の場合位は、上下あわせて20本の歯があります。まず一番手前にある上下4本を乳中切歯と呼びます。
そして乳中切歯の横にある尖った歯の上下4本が乳犬歯と呼びます。そして、その奥にある平たい歯の上下8本を乳臼歯と呼びます。
乳臼歯は手前を第一乳臼歯、奥を第二臼歯と呼びます。ちなみに永久歯になると、上下あわせて32本になります。
増えるのは臼歯の本数で、親知らず含めて合計12本増えることになります。
乳歯から永久歯に生え変わる時期は
個人差によって多少の違いは出ますが、6歳前後から始まり、12歳前後ですべての歯が生え変わります。
つまり、小学校の6年間のうちに生え変わりが始まり、中学生になる頃に生え変わりが完了する、という感じですね。
生え変わる順序にも多少違いはありますが、基本的には前歯から奥に向かって抜けていく流れです。
乳歯と永久歯の大きな違いは
まず違いとしては、大きさに違いがあります。永久歯に比べると乳歯は短く、そして小さいのが特徴ですね。
そして、色にも違いがあります。乳歯はどちらかというと青みがかった白になります。
そして永久歯は黄色みがかかった白になります。乳歯は小さいため、どうしても虫歯に侵されやすい特徴があります。
他にも虫歯の色に違いがあります。乳歯の場合、白い虫歯になることが多く、その一方で永久歯の場合は、黒い虫歯になることが多いです。
つまり、大人の考えで虫歯の色は黒、と思ってしまうと虫歯を見逃す危険性が大きいです。
ここでは子供の歯について簡単に触れました。
歯のことでわからないこと、気になることがあったら、歯医者さんに確認することをおすすめします。