自分は虫歯で痛い目にあったから、子供はそうさせたくない!そのような思いがあって、子供の歯の健康に気を使っているかもしれませんね。
自分ではシッカリやっているつもり・・・ところが虫歯になっていることも意外と多いんですね。
実は大人と子供の歯には、大きな違いがあることも原因の1つです。では、意外と知られていない子供の虫歯の原因をこれから説明していきます。
子供の歯は大人と比べてもろい
とはいっても、子供の歯はボロボロというわけではありません。永久歯と乳歯では作りに違いがある、ということです。
乳歯は小さく、虫歯から守るための外側のエナメル質が薄くなっています。
このエナメル質が薄いため、ちょっとしたことで虫歯にやられやすくなります。そして一度穴が開くともう大変!
そのスキを狙って、どんどんと虫歯菌が入り、いつの間にか穴が開いてしまうんですね。また、歯の痛みを感じる神経も未発達のところがあります。
そのため痛みを伴わず虫歯が神経にたどり着いてしまう、ということがあります。もし、部分的に歯茎が腫れている場合、注意が必要です。
乳歯の虫歯は黒ではなく白・・・なので気づきにくい
これも大人の虫歯と子供の虫歯の大きな違いですね。虫歯と聞くと、黒のイメージがあるかもしれません。
確かに大人の虫歯は黒が多いです。
ところが、子供の虫歯の多くは白。そのため知らずのうちに見落としてしまうことがあるんですね。
気づきにくいのと、小さいので歯のスキマも見づらいというのもあります。
子供の歯を見ていて、歯茎の近く、スキマに白く濁った部分があったら要注意です。
甘いモノや酸の多い多い果物などは要注意
例えばグレープフルーツの酸の強いものを食べた後、歯磨きしたときに歯がしみたことないでしょうか?実は酸によって歯が溶けてしまって、虫歯と同じ状態になってしまったんですね。
特に食欲が旺盛になる子供は、いろんな味覚を覚えます。まだもろくて弱い乳歯は、砂糖や酸そのたいろんな成分で晒されて、どんどん溶けてしまいます。
溶けると同時に、それを餌とする虫歯菌の温床にもなってしまうんですね。他にも炭酸飲料など酸性の成分の飲み物も要注意です。
特に食欲が旺盛になる小学生。スキなものを自由に買って食べられる高校生は、虫歯の割合は5割を超えます。
柔らかい食べ物や加工食品を食べる
最近はそれほど噛まずに食べられる、柔らかい加工食品が増えています。特に忙しいときには、加工食品は大助かりの食品でもあるんですね。
実は柔らかい食べ物は唾液の出る量が少なくなります。唾液には虫歯抑制の効果があるのですが、その効果が十分に発揮できません。
また、加工食品は肉類といった、酸性の食品が多く虫歯になりやすくなります。固いもの、そして野菜などのアルカリ性食品を食べることが大切なんですね。