今回は子供の水ぶくれについて話していこうと思います。
みなさんは水ぶくれができてしまったことがありますか?
水ぶくれというのは水疱(すいほう)とも呼びます。
水ぶくれの症状は、表皮の下に滲出液という透明な液体がたまってぷっくりと盛り上がってしまう皮疹のことを言います。
滲出液というのは、血清やフィブリンと言われる止血成分の役割をする液体で構成されています。
滲出液は、皮膚の自然治癒してくれる効果があります。組織がけがなどで傷を負ったときに出てきて、皮膚の再生など
を促すために水ぶくれができるのです。
子供に水ぶくれができた!
特に火傷をしたわけではないのに、水ぶくれができている?水ぶくれができる病気はアトピー性皮膚炎、ミズイボ、水ぼうそう、あせもなどがあります。その中でも多いのが「とびひ」です。とびひは水ぶくれの中に細菌がいます。その水ぶくれが破れて、他の手足に火事の飛び火のように広がることからとびひと呼ばれています。
子供の頃水ぶくれになったことがありますが、よく見るとちょっと気持ち悪いですよね、、、
家に従兄弟が来た時に水ぶくれを見せると、移るから来ないで!とか言われたとき
ちょっとショックでしたね、、、(笑)
私は水ぶくれが足にできたときつぶれてしまったときに、やばい!と軽くパニックになったことがあります、、、
なので、他の人もこうならないように、水ぶくれの直し方などを教えていきたいと思います。
・水ぶくれができたときの処置
もし、水ぶくれができたら、基本触らないことです。水ぶくれの中にこうさせてしまった原因となる菌がいるかもしれ
ないので、触った手で他の人を触ったら感染してしまうかもしれません。
触らず、きれいに保ち、つぶさないように気を付けなければなりません。
・子供の足の裏のつぶしてもよい水ぶくれ?
水ぶくれは基本つぶさないほうが良いのですが、つぶしてもよい水ぶくれがあります。
それは、足の裏にできた水ぶくれです。足の裏にできてしまった水ぶくれは例外的に
ですがつぶしたほうが良いらしいです。
足の裏に水ぶくれができてしまうと私みたいにつぶれてしまうことがあります。そのままにしておくと
逆効果となってしまい感染してしまうリスクが高くなってしまいます。
・子供の足の裏の水ぶくれのつぶしかた
とっとと指の爪でつまんで取りたいですよね。しかし、爪の間には見えない細菌がいっぱい潜んでいます。
なので、ハンドソープなどで綺麗になったからって爪でつぶすのは逆効果です。
そこで、きれいに洗った後、熱消毒した針を使うのです。その針で水ぶくれを刺せばなかから汁がたくさん
でてきますので、清潔なガーゼなどを使ってふき取りましょう。
そのあとで、カットバンなどをさらに張ってあげて、細菌の侵入を防いであげましょう。同じのを貼り続けるのではなく
入浴前などに取り換えましょう。
・子供の足の裏の病院での治し方
水ぶくれができてしまったときには、皮膚科で診てもらうことになります。病院に行くと、水ぶくれの原因となるものを
調べてくれ、その原因に応じて適切な塗り薬がだされます。
水ぶくれになってしまった原因が靴擦れなどで引き起こされてしまった場合は、塗り薬が処方されます。
塗り薬は市販のものなので、自宅だけでは治せなくなってしまうのですが、病院で治してもらったほうが安心ですよね。
間違ったつぶし方などをしてしまいますと再発したり、最悪の場合には足の組織が壊死することもあります。
できてしまったら、早めに病院に行ってくださいね!
また水ぶくれになる、とびひとはなにか?
とびひとは正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。細菌によってうつる感染症です。ブドウ球菌や溶連菌が原因です。感染力が強く、一か所にできてしまうと体中に広がります。あせもや虫刺されを引っ掻いて傷になったり、転んだ傷に細菌が感染してとびひになります。また、鼻の穴にはいろいろな細菌がいるため、鼻をほじるくせがあると、その手から傷を触ってとびひになることもあります。乳幼児や幼児に多く、特に初夏から真夏に多く発症します。どうしても夏場はあせもや虫刺されの機会が増えて、汗をかいて不衛生になりやすいためとびひも発症しやすくなるのです。
とびひには2種類あります
とびひには水ぶくれができる水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と、かさぶたができる痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)があります。原因になる菌によって異なります。水疱性膿痂疹の場合は、小さな水ぶくれができてそのまわりが赤くなります。水ぶくれが破れて、さらにびらんが広がっていきます。痂皮性膿痂疹の場合は、赤く腫れた所に小さな膿がたまった袋ができ、びらんになり厚いかさぶたができます。そしてかさぶたは全身に広がります。発熱やのどの痛みが出る場合もあります。とびひの90%が水疱性膿痂疹だと言われています。
とびひの治療法
とびひは細菌なので、抗生物質を使用して治療します。抗生物質が含まれた飲み薬と塗り薬が処方されます。塗り薬を塗ったらガーゼで掻きこわさないようにしっかり覆います。できたら1日に数回交換するとよいでしょう。あまりにかゆみが強く、掻きこわしてしまう場合はかゆみ止めを処方してくれる場合もあるので医師に相談しましょう。症状が軽ければ塗り薬だけで済みますが、とびひが広範囲に渡っていてびらんもひどい場合は飲み薬で治療します。
シャワーやお風呂は入ってもいいの?
浴槽のお湯から家族に感染することがあるので、浴槽に入るのは避けましょう。シャワーでしっかり石鹸を使って洗ってあげてください。できたら兄弟がいる場合は、とびひの子は最後に入浴するとよいでしょう。お湯が触れただけで痛がる場合もあります。そんな時はできるだけぬるくしてあげる、あるいはペットボトルに生理用食塩水を作ってあげましょう。1リットルに9グラムの食塩をまぜればできあがりです。普通のお水では傷にしみる場合でも、生理用食塩水だとあまりしみないことがあります。
とびひの予防法
とびひは感染力が強い病気です。家族内はもちろん、保育園や幼稚園などから感染することも多いです。タオルなどから感染することもありますので、共有は避けて個別のタオルを使うなど心がけましょう。また、とびひの患部を露出させておくとそこから他の子に感染させてしまうこともありますので、しっかりと患部をガーゼで覆っておくことが必要です。夏場はプールに入ることもあるかと思いますが、他の子と接触してうつしてしまうこともあるので完治するまではプールには入らない方がよいでしょう。日頃から手洗いをしっかりと行い、体もお風呂でしっかりと洗い清潔にしましょう。また鼻の穴から感染することが多いので、鼻をいじるくせのある子は触らないように言い聞かせることも大切です。