そろそろ入学準備も終盤、後は学習机を購入するだけ!と言う人も多いのではないでしょうか?
実際のところ、リビング学習のほうが成績アップするとか、自立しやすいとか親の気持ちが先行してしまいがちですよね。
私自身も、数年前の長女の小学校入学の際には、心の中ではまだ必要ないかも~と思いながらも、本人も欲しがっていたので軽い気持ちでデザイン重視の学習机を子供部屋に購入しました。
現在は・・・というと、ギャラリースペースというなのガラクタ置き場!残念なことに、全くそこでは勉強していません!
うっすらとホコリなんてことにも。かなりもったいない使い方なんです!
結局、我が家では、個室に学習机をおくメリットを感じられず、家事をしながら見ることができる「ダイニングテーブルでリビング学習」で落ち着いています。
もちろん、子供の性格はもちろんのこと、家族構成や生活スタイル、転勤の有無など、各家庭にあった勉強のやり方・学習机もいろいろです。
そこで、どこで勉強するのがいいの?学習机は本当にいるの?いらないの?またいつ購入したらいいの?といった、それぞれの疑問を解決しながら、我が子にぴったりの学習スタイル・学習机を見つける参考にしていただけたらと思います。
小学生の学習の基本スタイルとは?
小学生の学習スタイルというと、「リビングで勉強する」もしくは「子供部屋で勉強する」この2つのスタイルのどちらかではないでしょうか?
リビングで勉強すること自体はごく普通のこと。
そのリビング学習のその良さは、親の目が届くリビングで勉強する学習方法で、東大の合格者にリビング学習経験者が多いことが教育雑誌やテレビなどで紹介されたことにより、一気に広まりました。
リビング学習で頭のいい子が育つ!?といったフレーズから、ダイニングテーブルで勉強することをリビング学習ととらえている方も多くいますが、実際には「ダイニングテーブルで学習する」と、「リビングに学習机を置いて勉強するスタイル」の二つのスタイルがあります。
ちなみに、リビング学習の推奨者でもある「陰山メソッド」で有名な陰山英男氏さんは、リビングに専用の学習机を置くことを推奨しています。しかし、スペースの関係で誰でも用意できることではありませんよね。
最近は、子供自身の個室を持っていながらも、あえてリビングでの学習を選び、限られた時間の中でコミュニケーションの場として活用するケースも。
学力アップだけではない、共働き世帯が多い、今の時代にあった学習スタイルとして多く選ばれるにはこんな理由があったのです。
学習机は本当にいらないの?子供部屋は?
数多くの小学生の親に支持されるリビング学習。リビングで勉強するなら子供部屋は寝るだけ?学習机はいらないの?学校の準備はどこでするの?なんて疑問もでてくることでしょう。
どこで勉強するか、兄弟・姉妹で子供部屋のスペースをどう使うか、我が家のこれからの生活スタイル・住宅事情を一度考えてみませんか?
我が家も、前回はこの部分があいまいだったのです。そこで、次女の入学を目に、家族で話し合ってみました。
といっても、高校生や大学生まで今の段階で考えるのはちょっと無理ですよね。
まずは、個室のほしくなる小学校3・4年生あたりを目安に、勉強スタイルや個室の使い方を考えてみましょう。
そのあとは、子供の意見を尊重すれば、購入したけど全く使わなかった!ということがなくなりますよね。
そういった意味では、小学校入学に合わせて「必ずしも」このタイミングで購入する必要はないのです。
新1年生におすすめの学習スタイルはどれ?
そもそも小学校1年生になったからといって、いきなり一人で勉強ができる子供はほとんどいませんよね。
特に、小学校1年生の最初の時期は、これまでの環境と大きく変わって学校生活に慣れる期間。
そして、短い時間でもいいので、毎日机に向かう習慣をつくる大切な時期でもあります。
それには、まずはサポート役の親の目が届くこと。
新1年生だけでなく、小学校低学年をはじめ、勉強がちょっと苦手な子は、集中力がとぎれてしまうことも。
このため、親の目が届かないところで勉強していると、勉強に関係ないものがきになることも多く、なかなか勉強に取り掛かれません。
それに対し、多少の雑音のあるとはいえ、リビングでの勉強は、両親が近くで見ているという適度な緊張感があります。
なによりも、分からなかった時にすぐに質問できること。
そして、その場で一緒に解決できるという部分が、苦手を作らない、そして勉強を好きになる・楽しくなるいった意味で、とても大切なことなんです。
また、このやり取りや採点を通して、学校の進み具合だけでなく、子供の理解できていること、不得意な部分などの把握に役立ちます。
これが、適度に親の目が届く場所で勉強できるリビング学習が支持される理由なのです。
学習机はどこへ?
家事を進めながら、子供の勉強へ目を配るとなると、リビングでとなるご家庭が多くなるのではないでしょうか?
リビングに勉強専用に学習机を置くのが理想かもしれませんが、スペースに制約がある場合にはダイニングテーブルも選択肢にいれましょう。
子供部屋で勉強すると本人が言っていても、実際は一人でいるのを嫌がって、結局居心地のいいリビングで勉強することになった話もよく聞きます。
また、子供部屋からリビングに机をもってきてみたものの、リビングの雰囲気に合わないくてモヤモヤするといった話も。
学習机のその大きさから、いろんな悩みが出てくるのです。
そこで、リビングに調和する机の選び方をはじめ、それぞれのお悩みを解決しながらおススメの学習机を紹介します。
学習机はまだ先。そんな家庭の必需品!
ダイニングテーブルで勉強する際には、ノートや教科書、テキストなど勉強道具を広げて勉強できます。
まずは、ランドセルや教科書類などの学用品をまとめるスペースを確保しましょう。翌日の準備や宿題・勉強の準備など、毎日をスムーズにするために必要なスペースです。
こちらは、上段にはランドセル、横のフックには体操着や給食道具などかけておくこともできるランドセルラックです。
引き出しには、文房具のストックのほかに、はさみや定規など文房具も収納でき、あちこち探しまわる手間もありません。
教科書やノート、ドリル類はファイルボックスで分類しながら入れておくと整理しやすくなります。
また、夏休みなど長期休暇で持ち帰る鍵盤ハーモニカや絵具や習字道具といったものも、一緒に置けます。リビングだけでなく子供部屋でも活躍する万能アイテムです。
もっと簡単に手軽にはじめるなら、イケアのRASKOGキッチンワゴン。こちらにランドセルをはじめ、文房具や勉強道具を一緒にまとめるのもオススメ。一年生ならこれでも余裕の収納量です。
ただし、長期休暇で持ちかえる大物はこちらには入りません。子供部屋などに、あらかじめスペースを確保しておきましょう。
また高学年になれば、RASKOGキッチンワゴンまるごと、家庭学習用のテキスト置き場にすることも。
もちろんキッチンやリビングの小物入れにも使える使用用途の多い万能の収納アイテムです。
ランドセルラックのほかにも、リビングに専用エリアを設ける方法も。今あるリビングの収納にスペースを確保したり、上記のような収納ラックとファイルボックスなどを使ってランドセルなどの学用品の専用置き場にしましょう。
どの方法でも勉強に関するものを一カ所にまとめることが、便利でスムーズなリビング学習の一歩です。
このほかにも、リビング学習とくにダイニングテーブルで勉強する際には環境つくりがポイント。そんなダイニングテーブルでリビング学習を成功させる便利アイテムの紹介はこちら。
学習机購入派必見!学習机を選ぶポイント!
小学校入学のお祝いをはじめ、本人の強い希望などで入学時に学習机を購入するケースもあることでしょう。
もちろん、子供部屋におく学習机をケース、リビングに置く場合、リビングに近い部屋に置くなど家庭によりさまざまです。
また、学習机を購入しても、学習習慣は身につくまではダイニングテーブルで勉強し、その後子供部屋で勉強するスタイルになることも。
リビングに学習机を置く場合には、学習机の選び方で悩みが解消できます。
リビング学習が流行したこともあり、最近の学習机はシンプルなデザインが多く、素材もいろいろ。リビングの雰囲気にもあう商品が見つけやすくなりましたよ。
教科書やノートを思いっきり広げて勉強できる!
リビングに学習机を置く場合には、インパクトをおさえるために、上段のない高さをおさえた学習机をセレクトしましょう。
また、奥行のある机より、横長の机のほうが、教科書やノートを広げられ勉強しやすくなります。
こちらは、45センチの奥行の机と、座面奥行調節機能のついたチェアです。先にご紹介したランドセルラックと同じシリーズです。
リビングになじんで、高さ調整もばっちり!
こちらは、奥行60センチの通常の学習机のタイプです。
しかし、シンプルなデザインなため、子供部屋、リビングどちらでも使えるデザインです。
また、椅子の部分にランドセルを置くタイプで、こちらは椅子だけでなく、天板の高さも7段階の調整が可能です。より細かく高さを調整してあげたい方におすすめです。
大人になってもずっと使える学習机!
学習机で有名なKOIZUMI製。2台並べてもスッキリするようにコンセントなどの配置も考えられています。奥行は60センチですが、大人になっても飽きないシンプルなデザインがポイント。こちらも別売りのワゴンと組み合わせ、収納量を確保します。
こちらは、座面の角度を変えられるタイプで、猫背になるのを防いでくれる機能もあります。
双子で、兄弟姉妹でそろえるなら!
学習デスク twin desk(ツインデスク) (B:引出し金属製スライドレール, ライトナチュラル/オレンジ)
自由自在のレイアウトとカラーのセレクトもできるツインディスク。双子だけでなく、兄弟・姉妹そろえて机を置きたい家庭にも選ばれています。
こちらは、写真のように横に一列に並べるスタイルをはじめ、向い合せたりと柔軟性が高いのが魅力です。
パッと隠せて、省スペース!
こちらは、「ライティングデスク」とよばれるタイプの机です。テーブルを閉じれば、奥行は31.5センチと超コンパクト。テーブルを開ければ奥行60センチと、勉強に必要なスペースを確保できます。
また、ライティングデスクは、テーブルを上げることで時間割などごちゃごちゃしたものがスッキリ。来客の多いご家庭にも、省スペースでリビングに学習机を置きたいご家庭に人気です。
学習机だけじゃない、これも必要!
学習机の配置はきまりましたか?多くの場合は、壁側になることが多いのではないでしょうか。
その場合、部屋の電気を背中に背負うことになり、手元の明かりが十分ではありません。
ぜひ、手元を明るくするためのスタンドを忘れずに用意しましょう。
こちらの商品のように、調光機能のタイプなら、スタディモードや読書に適した光をつくりだします。
忘れないで!椅子に必要なスペース。
学習机に限ったことではありませんが、しっかり測って購入したはずなのに、実際おいてみるとなんだか窮屈だったり、動きにくく感じることがありませんか?
これは、実は、動作に必要なスペースを考慮していないためなんです。
学習机の場合は、椅子の必要なスペースがポイントです。
デスクの奥行+70センチ~75センチくらい考えておくと、背後を通る際にもぶつかったりすることもなく、動きもスムーズです。
学習机を買う時期は?
小学校入学に合わせて、急いで学習机を買う必要はありませんが、学習環境を整えてあげる必要があります。
この先の学習机の購入時期としては、小学校高学年になった時、中学校入学、高校受験や大学受験などの節目でも遅くはありません。
特に、成長途中の小学生の間は、学習机と合わせて、高さを調整できる椅子が必要になってきます。途中で買い替える、ずっと使い続けるのかといったことも「もの選び」のポイントです。
まずは、学習机を購入する前に、今後の教育方針、いずれ必要になる「自分だけの空間=子供部屋」の使い方も併せて、両親の間で相談することをおすすめします。
学習机の必要性は鹿kり考えましょう!
学習机は、毎日使うものですが、小学生の間だけと使用期間の決まっているランドセルとは違います。長い間使うものだからこそ、慎重に選びたいものです。
我が家なりの学習スタイルを見つける参考になればと思います。まずは、家族で話し合ってみませんか?