お子さんは算数の文章題って得意ですか?
同じような問題を間違ってたり、解けないなら勉強のやり方を知らないだけかもしれません。
算数の計算が苦手なら、ドリルなどを使ってマスターすることも可能です。
でも、計算ができても文章題が苦手な場合には、「なんだかやる気が出ない」「おもしろくない」「考えるのがめんどくさい」といった理由が多いものです。
さらに、配点の多い文章題のつまずきが、苦手意識や、勉強へのやる気もうばってしまうことも少なくありません。
そこで、定番だけど「理解する勉強方法を身につける」ことで、算数の文章題がスムーズに解けるコツを紹介します!
勉強しているのに、文章題が苦手な理由
計算は好き。でも、テストが返ってくると文章題が間違っている。
そんなことが多くなってたら黄色信号!
本人も、ちょっと苦手イメージを持ち始めていませんかもしれませんよね。
だから、できるだけ早めに、家庭でもフォローしたいところです。
でも、文章題ってドリルを買い込んで、数をこなせばできるのでしょうか。もちろん、パタンが決まっているものも多く、小学校低学年ならある程度はできるようになるでしょう。
でも、学年があがり文章の内容が複雑になってくると、「やったことがない」といって解くことができないケースが増えてきます。
文章量に関係なく、最後まで読み、そして問題の内容を整理する。そして、式をたて、計算する。この4つ全てができて、正解となるのです。
実は、文章題が苦手と感じる場合は、「文章を最後まで読む」「内容をイメージして整理する」といった部分で、つまずいていることが多いのです。
ここをクリアするには、正しい勉強法を知り、自分の力で与えられた情報を整理する。そうすれば、考える流れができるため、あとは計算するだけなんです。
では、どうやって克服すればいいのでしょうか。
まずは、声に出して読もう
教科に関係なく、文章を理解するというのは、はじめのステップ。できなければ問題がとけません。
大人もですが、文章って目で追っているだけではなかなか頭にはいらないですよね。
だから、まずは問題を声に出して読むことです。(慣れてくれば、指で文章を追いながらでOK)
特に、子供は家庭で勉強する場合には、「わかんない」とすぐにHELPをだします。
まずは、「声出して問題をよんでごらん」とアドバイスするだけでOKです。
声を出しながら問題を2~3回読むだけでも、十分理解できることがたくさんあります。
この習慣をキチンとつけることが、勉強の基本、そして苦手を克服するの近道なんです。
イメージすればできる
でも、声に出して読んでも解けないことも出てきます。それは、問題の内容を理解できないから。
理解するためには、1文ごと、書かれている内容を想像して、図や絵を書いてみること。これが、大事なポイントなんです。
小学校低学年で出てくるような、お菓子を合わせたら?、残りは?、何人に分けられる?あまりは?といった問題は、比較的簡単にできますよね。
これは、問題が簡単だからできるのではなく、頭の中でその場面がイメージできているから。実際の生活で経験しているから、想像しやすいだけです。
逆に、お菓子作りのようなシチュエーションになると正解率がかなり低くなるのは、経験が少ないからなんです。
経験していなくても、問題の内容をイメージしながら、図や絵にしていくことを繰り返していけば、それで問題が解けるようになるんです。
だから、文章題は、絵や図を書いて理解するこれが、コツなんです。
できないなら、イラストに助けてもらおう
でも、自分で絵を書けない、そこまで想像できないこともあります。
イメージするって事は、簡単なようで実は難しいこと。苦手な子は、スムーズにいきません。
小さいころから絵本の話を聞きながら、自分の中で想像していましたよね。時には、絵本にかかれているイラストに、イメージをもらいながら。
だから、なかなかイメージできない場合には、シチュエーションを詳しく説明したり、一緒に絵を書きながら内容を理解することにポイントを置くと、うまくできるようになってきます。
イメージ力をアップするのもおススメなのが、そのイラストや漫画。
苦手なLやdLをつかった文章題に苦手な我が子も、このテキストを使いながらイメージ力UPに取り組んでますよ。
4コマで考える算数文章題 小学3年生
文章題って簡単じゃないですよね
文章題を克服するポイントは、声にだして最後まで文章を読むこと、図やイラストを使いながら考えの流れを作ることでした。
これって、家庭で十分にフォローできる内容なんですよ。塾や家庭教師に頼らなくても、頭を使った考え方を教えることはできます。
文章題って、答えをみてしまうとなんだか理解した気になる不思議なところ。苦手なところから目をそむけず、すこし手間をかけて取り組めば、できるようになります。
まずは、苦手なポイントに気づくことが、勉強ができるようになる第一歩なんです。
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