ニコニコして楽しそうに通っていた習い事。これまで何の問題もなく通っていても、突然行きたくないと泣いたり、教室の前で駄々をこねたり。こんなことは、誰でもありますよね。
お菓子など使って無理やり連れて行くと、ご褒美のくせがついたり、習い事そのものが嫌いになってしまったら?と後から悩むことにも。
でも、習い事を行きたくないと言われた時、親としてどうしたらよいか心構えを知ってれば、慌てずに対応できますよね。
小さくたって行きたくないには理由がある、そんなときの我が家の対処法を紹介します
小さくたってイヤな理由がある
3歳だって行きたくないイヤな理由があるんです。
ただ、「行きたくないんだね」と共感しているだけだと、再び「行く」というステップにつながりませんよね。
かといって、スクールが始まれば、みんなと楽しそうにしているから、そのうち泣かなくなるかも・・・そんな期待をしながら、親子で毎回我慢していれば解決してくれるのでしょうか。
実は、楽しそうに通っても、行きたくないと拒否することはちょこちょこ出てきます。
ただし、何回も「行きたくない」が続くなら、それは何か理由があるサイン。
そもそも就学前のこの時期は、自分でイヤな理由をうまく言葉にはできないことも多いのです。泣いたり、だたをこねて表現しているんです。
だから、どうして?なんで?といった聞き方では、なかなか理由を聞く出せません。
幼児の場合でも、時間など環境を少し変えれば解決するものから、練習しないと克服できないものまで、その内容はさまざまなんです。
習い事をいやがる理由(一例)
- スクールに慣れていないから
- お友達がお休みしているから
- 自分はうまくできないから
- 先生が嫌だ(怖い)
- おなかがすいたから
- おうちで遊びたかったから
- 体調がすぐれないから
2択で聞くと答えやすい
ただ、3歳児相手にどうやって行きたくない理由を聞き出すのか、そこが問題。
行きたくない理由を参考に、”おなかがすいたの?おなかが痛いの?”といった具合に「2択」で、どんどん聞いてみるだけ。
2択だから、うなずいたところが答え。いろいろ質問しているうちに、心が落ち着いて、自分から話し出すこともあります。
「おなかがすいているなら、何か食べてから行こう」と伝えることもできるし、もっと遊びたいならスクールの時間を替えたり、「帰ってきたらたくさん遊ぼうね」ということで対策すればいいんです。原因がわかれば、あとは対策するだけだから。
逆に、行きたくない理由がわからなければ、何もできずますますスクールに遠のきがち。だから、原因を探るってとっても重要なんです。
我が家の場合は先生が原因だった
我が子の場合、進級テストに合格して喜んでいたはずなのに、しばらくするとなぜか行きたくないという事が続きました。
お友達も一緒だし、心当たりはないのですが、授業が始まってから泣いて、水に入ることをボイコット。
その理由は、新しく担当になった”男の先生”が怖かったから。
先生にすごく怒られたとか理由ではありません。保育園でもスイミングでも、いままで女の先生しかいなかったから、子供の中で「男の先生が怖い」と感じたようです。
そこで、女の先生が担当する時間や曜日に合わせてスクールに通うことにしました。そんなちょっとしたことですが、泣いたりすることなくスムーズに通えるんです。今は男の先生でもケロッとしていて、あの時はなんだったの?というほどです。
この件で、安心できる環境ってことは、とても重要な事なんだってことを教えてもらった気がします。ちょっとしたケアで、ニコニコ顔で通うこともできちゃうんですから。
やらないとうまくはならない
習い事に通っているうちに出てくるのが、「うまくできないから」「合格できないから」といった理由で行きたくないというケース。
他の理由と違って、うまくできないのは本人の自身のことだから、頑張って乗り越えるしかないのです・・・そんな理屈もまだ通じませんよね。
ちょっと時間もかかりますが、たくさんのことを学ぶチャンスなので、親は焦らず付き合うのみ。
ただし、子供もどうしていいかわらず、やる気そのものがダウンしている時期だから、まずは気分を盛り上げます。
今週は2回も行けた!など、休まずに習い事に行ったことを褒めまくります。それだけでも、また習い事には足を運ぶようになるんですが、やはりできないとへこみます。実際、そんなことの繰り返しですよね。
でも、行かなければできないから。通って練習していれば、少しずつだけどできるようになるんです。
そうやって続けることで、ただできるようになるだけじゃなく、自分の力で乗り越える経験や、その喜びというのも味わってほしいから。私は褒めまくります。
泣くから、行きたくというので休んだりやめてしまっては、上達もできないまま、親子で簡単に逃げることを選んで終わってしまいます。
私はそんな風に考えて、子供たちを見守っています。
合わせて読みたい