◎子供の足の裏のウオノメってなに?
子供の足の裏にウオノメができた!?
子供の足に魚の目(ウオノメ)のようなものができている!でも待ってください、子供の場合はウオノメではなく、ウイルス性のイボの可能性の方が大きいのです。魚の目とウイルス性イボの違いや治療法についてご紹介します。
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足の裏のウオノメは一般的には大人がなるもの
ウオノメは足の裏や足の指にできて、硬い芯を持っています。その見た目が魚の眼球に似ていることからウオノメと呼ばれています。ただ、ウオノメは一般的には大人に発症するものです。というのも、皮膚の一部分に強い圧迫や刺激を受け続けると、皮膚がこれ以上ダメージを受けないように皮膚表面が厚く、硬くなるのです。まだ足の裏が柔らかい子供にはウオノメはできにくいのです。
足の裏のウオノメと間違えやすいウイルス性イボ
子供にできるウオノメのようなものは、ウイルス性のイボの場合が多いです。これは尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれます。尋常性疣贅はウイルスによって、傷から感染して子供の手や足にイボができてしまう病気です。尋常性疣贅ができやすい箇所は、足の裏、ひざ、手、顔面など様々な箇所です。足裏の場合は地面から圧迫されますから盛り上がらずに平らになります。そのことから「ウオノメ」と間違われることも少なくありません。通常痛みはありませんが、二次感染(バイキンが入ること)すると痛みを伴うことがあります。その場合は抗生物質などで治療してからイボの治療に入ります。
足の裏のウオノメとウイルス性イボの違いを見分けるには
皮膚科専門医に判断を仰ぎましょう。ウイルス性イボをウオノメと間違えて、スピール膏などの市販の薬で自己判断で治療しようとすると、逆にイボが大きくなったり、他の場所にイボが増えてしまうこともあります。まずは皮膚科に行き、診察を受けましょう。
足の裏のウオノメ治療方法は?
実はイボは治りにくく、一回の治療で完治できるようなものではありません。まず、治療法としては液体窒素を使った冷凍凝固療法、電気焼灼法、グルタルアルデヒドといった外用療法があります。他に薬を内服するヨクイニン内服療法があります。個人によって、この療法が効く、効かないというのがイボの治療の難しさです。医師と相談して、根気良く治療をしていきましょう。
感染予防のポイント
日常から皮膚に切り傷やひび割れなどを作らないようにしましょう。傷口からウイルスが感染してしまうことがあります。日頃から保湿するなどスキンケアをして皮膚を健康な状態にしておくことで予防できます。